今回は、タイル張りマンションの雨漏り修理工事です。
出窓からの雨漏りでした。
タイル張りの出窓は、新築時は問題ありませんが
経年により目地が劣化し痩せてくるため
天端部分の水はけが悪くなりがちです。
最近では、新築時から天端部分にはタイルを張らずに
ウレタン防水をしてあることも多いですが
普段目にするところでは無いので、気付いている方は少ないかもしれません。
まずは、カチオン系樹脂モルタルで目地をつぶします。
そこからは、一般のウレタン防水密着工法と手順は同じです。
プライマー
ウレタン一層目
二層目
トップコートを塗って終了です。
足場解体前に、2時間近く散水(壁に水を掛けます。)テストを行い
雨漏りが、確実に止まっている事を確認。
壁の内部が空洞のS造や木造と違い
RC造では、長時間の雨で無いと漏らない事も多いです。
侵入口がサッシ廻りのシーリングなどでない場合は特に時間が掛かるので
最低2時間、この確認をしてから足場解体となります。
せっかく足場を架けたので
目地シーリングの打替え
サッシ廻りシーリングの打替え
ひび割れタイルの貼り替え
タイル浮き部分への注入
一通りの「下地補修工事」を行いました。
何の工事をするにしても
足場代は安くはありませんね。
小さな工事のたびに、数年おきに足場を架けていては
建物に対してのLCC(ライフサイクルコスト)は上がっていくばかり。
10年後に、あの時しっかりやっておいて良かった♪と
思って頂けるよう
これからも、適切な提案と正しい施工で
お客様に、そしてお客様の大事な建物に携わっていきます。